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2007年09月28日

パーキンソン病についての知識を深めましょう

パーキンソン病(?びょう、英Parkinson's disease)は、脳内のドーパミン不足とアセチルコリンの相対的増加とを病態とし、錐体外路系徴候を示す疾患である。神経変性疾患の一つである。日本では難病(特定疾患)に指定されている。本疾患と二次性にパーキンソン病と似た症状を来たすものを総称してパーキンソン症候群と言い、本症はパーキンソン症候群を示す病気の一つである。

30歳代?80歳代まで幅広く発症する。中年以降の発症が多い。20歳代の発症はまれである。

ほとんどの症例が孤発性である。遺伝による発症もあり2007年現在いくつかの病因遺伝子が同定されている。

主要症状は以下の4つである。振戦、無動、固縮が特に3主徴として知られている。

静止時振戦(ふるえ (resting tremor) )
指にみられることが多いが、上肢全体や下肢、顎などにもみられる。他の疾患による振戦と異なり、安静にしているときにも起こることが本症の特徴である。精神的な緊張で増強する。動かそうとすると、少なくとも一瞬は止まる。書字困難もみられる。
筋強剛(筋固縮) (rigidity)
力を抜いた状態で関節を他動させた際に抵抗がみられる現象。一定の抵抗が継続する鉛管様固縮と抵抗が断続する歯車様固縮がある。
無動、寡動(akinesia, bradykinesia)
動作の開始が困難となる。また動作が全体にゆっくりとして、小さくなる。仮面様顔貌、すくみ足、小刻み歩行、前傾姿勢、小字症、小声症など。
姿勢保持反射障害(postural instability)
バランスを崩しそうになったときに倒れないようにするための反射が弱くなる。加速歩行など。
多くの症例で症状の左右差がみられる。

また自律神経症状(便秘、起立性低血圧)やうつ症状、痴呆を合併する場合が多い。 仮面様顔貌、マイヤーソン徴候なども診断の参考になり、L-dopa剤が奏効することが特徴である。

5段階の病期分類がある(Hoehn-Yahr分類)

1度 一側性パーキンソニズム
2度 両側性パーキンソニズム
3度 軽度?中等度のパーキンソニズム。姿勢反射障害あり。日常生活に介助不要
4度 高度障害を示すが、歩行は介助なしにどうにか可能
5度 介助なしにはベッド又は車椅子生活
無動のため言動が鈍くなるため、一見して痴呆またはその他の精神疾患のようにみえることもあるが、実際に痴呆やうつ病を合併する疾患もあるため鑑別を要する。